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2008年05月19日

グレードアップしたディナーコース

今日は、少し前に内容が新しくなったディナーコースのご紹介をしたい。

今回のコースは、夏に向けて、爽やかさを意識している。また、
「こんな順序でお召し上がりいただくといいかと思います」
といった言葉を、サービス時にスタッフが積極的に伝えるという試みが。
ピエール・ガニェール氏や調理場の料理人たちの声が
今まで以上においしさとなって伝われば、と思う。

さて、最初に運ばれる料理は、しっとりと火を通した伊勢海老と、
根セロリとキュウリの軽やかなムースの組み合わせだ。その中にはマンゴーも潜んでいる。
「交互にお食べください」
と差し出される小さな皿には、カルダモン風味のホワイトアスパラガスのアイスクリーム。
上にはせん切りの絹さやがのる。
キュウリや絹さやの緑、ホワイトアスパラの白、そして伊勢海老の赤。
目にも麗しいひと皿からコースはスタートする。

次の皿は、帆立貝。フランス語でサンジャック。
フランス料理では大変ポピュラーな食材だ。
これが今回は、3種類の調理法で、3皿構成となって登場する。
まず最初に口にしてほしいのは、ポワレだ。
焦がしバターとオレンジのエッセンスが香り、
アクセントには、キャラメリゼしたナッツと、なんと小豆!
ちょっぴりお菓子のような気分で、甘くて分厚い帆立貝を召し上がってみてほしい。
次に、タルタルを。たたいた帆立貝にイカスミが絡めてあって、
色は黒だが、味は透明感があって、さっぱりとしている。
そして最後に、生姜やレモングラスで香り付けしたコンソメの中に
帆立のムースの入ったひと皿を。中にはフォアグラも入っている。
3皿は、ここに書いたような順序で食べていただけるとベストだと思う。

前菜の3皿目となるのは、甘口ワインであるソーテルヌを使ったバターソースで
リッチな味わいに昇華させた蟹の身と、きちんと米ぬかで炊いた筍のひと皿。
しそとほうれん草の鮮やかなソースでどうぞ。

魚料理はアイナメで、厚切りの茄子のグリエや、
モリーユ茸のソースと共に召し上がっていただく。
メインの肉料理は、仔鳩である。
サイコロ状にカットしたものが、
赤ピーマンのピューレの上にちょんちょんとのっていて、
仔鳩をはじめて召し上がる方でも抵抗なく口にできると思う。
是非、赤ワインと共に楽しんでいただけたら嬉しい。

ボーフォールやサントモール、ロックフォールを使ったチーズ料理のひと皿の後は、
デザートへと続く。デザートの最後の一品、
ショコラ・ピエール・ガニェールの今回のバージョンは、
今までになくシンプル、かつ季節を意識して、味も軽い。
さて、どんなものが登場するか、何度か召し上がっている方は
特にお楽しみになさってください。

投稿者 PGT : 2008年05月19日 23:31