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2006年12月25日
2006年を振り返って
「ピエール・ガニェール・ア・東京」がオープンして、
13ヶ月が経とうとしている。
お客様には、
当レストランがここまで順調にやってこられたことを、
心より感謝すると同時に、深くお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
さて、クリスマスを過ぎれば、今年も残りわずかである。
2006年を振り返ると、
4月上旬、7月後半、10月上旬のガニェールシェフの来日や、
10月の来日にあわせてオープンした、
屋上「ラ テラス」も大きな出来事だった。
ソファー席やベッド席(!)もあるここは、
今ではたくさんの方に知れ渡り、
ティータイムのデザートスポットとして活用する方、
ディナータイム前の食前酒、後の食後酒を飲む場として活用する方、
夜遅くのバーとしての利用など、
シチュエーションに合わせて上手に使っていただいている。
海外に目をやれば、
2004年に経営と料理を引き継いだ「ガヤ・リヴ・ゴーシュ」が、
2005年に「ガヤ・パール・ピエール・ガニェール」と名前を変えてリニューアルオープン、2006年のミシュランガイドでは一ツ星に輝くという快挙もあった。
香港のマンダリンオリエンタルホテル内に、メインダイニングとして
ガニェール氏の店ができたことも、記憶に新しい。
来年は東京でも何か動きがあるかもしれない?
2006年もまもなく幕を閉じる。
店は、31日(日)から1月5日(金)までお休みをいただきます。
6日のランチから営業いたしますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、今年一年、本当にどうもありがとうございました。
来年も、何卒よろしくお願いいたします。
投稿者 PGT : 09:05
2006年12月18日
「幼子イエスの畑」という名のワイン
クリスマスが近づいてきた。
今年最後の大イベントを前に、表参道の街も賑わいを見せている。
家族や恋人といった大切な人と過ごすべく、
プレゼントを手にしたり、ケーキを大切に持ち帰る人で
この週末はさらに街が華やかに彩られそうだ。
レストランシーンでは、シャンパーニュ、特にこの時期は、
より贅沢感のあるロゼシャンパーニュのあの美しい色が、
テーブルを盛り上げることも多い。
当店でも、グラスやボトルでのご用意があるので、
まずはロゼシャンパーニュで、気持ち高めてお食事をスタートされてはいかがでしょう。
そして実は、そこから引き続くワインにも、この時期ならではのお勧めがある。
クリスマスはそもそも、イエス・キリストの誕生を祝うお祭り。
その、イエス・キリストにまつわるワインだ。
ブルゴーニュはボーヌにある、
ブシャール ペール エ フィスという会社の、
「ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズ」、
訳して「幼子イエスの畑」という名のワインである。
畑の名前の由来は、17世紀にさかのぼる。
1637年、ルイ13世に世継ぎが生まれず、フランス中が心配の渦にあった。
そんなとき、ボーヌの街のカルメル会の修道女に、
「王の世継ぎのために祈りなさい」
という神のお告げがあったそうだ。
日夜祈りをささげる彼女に、
「祈りは聞き届けられた」
という神託が下り、その通り、ルイ14世が誕生したそうである。
この話はフランス全土に広がり、カルメル会に喜捨が殺到。
その資金で、会では、「幼子イエス」の木像を祀った礼拝堂を建立した。
また、ボーヌの一級畑グレーヴの中でも最良の区画が会に寄進されたのもこのときで、
その区画は「幼子イエスの畑」と命名されたのである。
その後、二十歳になったルイ14世が、
感謝をささげるためにここを訪れたそうだ。
「ヴィーニュ ド ランファン ジェズ」のワインを飲み、
大変気に入り、以来毎年このワインをヴェルサイユに取り寄せ、
愛飲していたという話がある。
当店では、この「ヴィーニュ ド ランファン ジェズ」の1999年のものをご用意しました。
1999年は、ブルゴーニュの最良のヴィンテージ。
素晴らしい香りと味、そしてこんなストーリーと共に、
素敵なクリスマスの一夜を過ごしていただけたら何よりです。
投稿者 PGT : 09:05
2006年12月11日
パリと東京の12月の営業
日本のレストランが、
最も華やかなシーンを迎えるといえば、クリスマスだ。
しかし、お国変われば事情も異なる。
なんと、パリの「ピエール・ガニェール」は、
12月22日から冬休みに入るのだそうだ。
フランスのみならず、キリスト教徒の多い国では、
家庭でクリスマスを祝うのがポピュラーである、
というのはよく聞く話かもしれない。
でもこの時期、日本からの旅行客はもちろん、
パリで、クリスマスを過ごす外国人の方も多いはずだ。
3ツ星レストランとあれば、
クリスマスの時期くらいやっていてもいいのではないか。
ましてやガニェール氏のレストランは、
イルミネーション美しいシャンゼリゼ通りから
程近い場所に店はあるのだから!
……などと思ってしまうのは、やはり日本人の発想のようだ。
夏休みも大胆にお休みしたように、
パリの「ピエール・ガニェール」は、
12月22日から1月7日まで、17日間お休みなのである。
ちなみに、東京の店は12月30日(土)まで営業していて、
クリスマスが明けた26日(火)からのお席は、まだ若干のご用意があります。
気分を盛り上げるシャンパーニュや、
冬の美味、トリュフ、モンドールチーズなどを揃えてお待ちしていますので、
今年最後のお楽しみにしてはいかがでしょう。
そして、次回のガニェール氏の来日も決まった。
1月29日(月)から2月1日(木)までだ。
過去に予約が取れなかった方は、是非今からご予約ください。
ガニェールシェフが厨房に入り、テーブルを回る……、
一度は是非、楽しんでいただきたいシーンです。
ちなみにその直前、1月24日から27日までは、
ソウルのロッテホテルでフェアを開催しているとのこと。
もしもタイミングよくソウルにいらっしゃる方がいたら、
韓国料理の合間にフレンチはいかがだろう。
パリでも東京でもない土地でガニェール氏の料理を味わうなんて、
きっと新鮮で贅沢な楽しみ、印象に残る一夜になるのではないだろうか。
投稿者 PGT : 08:55
2006年12月04日
クリスマスメニューのメインディッシュとチーズ
表参道の街も、いつもに増して賑やかな12月となった。
「ピエール・ガニェール・ア・東京」も、オープンから1年が過ぎた。
これもひとえに皆様のおかげと、スタッフ一同深く感謝しております。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
心より、ありがとうございました。
さて、オープン間もなくの慌ただしかった昨年には実現しなかった、
クリスマスコースメニューを今年はご用意することができた。
ランチ、ディナーコースともにスペシャルな内容となっていて、
中でも、メインディッシュは、特に自信の一品だ。
ランチ、ディナーともに、「ブレス産シャポン」を使っているのである。
ブレスは、ワインで有名なブルゴーニュの東側に位置する場所。
ここで、クリスマス用にと飼育される特別な鶏が、シャポンなのである。
本国フランスでもたくさん流通しているわけではなく、
まさにこの時期だけのスペシャルな食材だ。
一度は食べたい美味とも言える。
店ではこれを、トラディッショナルにローストして、
アーモンドのソースと合わせている。
さらに栗やトリュフも香らせて、
ガニェール氏らしい発想と贅沢が組み合わさる。
是非、期待して味わっていただきたい一皿なのだ。
そしてこの時期らしいといえば、
メインのあと、デザート前のチーズの一皿。
モンドールを使っている。
「モンドール」とは、モンドールはスイス国境近くのジュラ山脈にある山の名前で、
フランス語で「黄金の山」という意味。
熟成するとトロトロになる、冬限定のウォッシュチーズで、
チーズのまわりをもみの樹皮で巻いている。
さらにもみの木の箱に入れられて出荷されるという、
まさにクリスマスにはうってつけの一品だ。
これを、同じジュラ地方のワイン、ヴァン・ジョーヌと合わせ、
さらにイチジクのピュレを添え、ただチーズを食べただけでは到達しない、
なんとも忘れられない味わいに仕上げている。
メイン同様、どうぞご期待ください。
ランチコースにチーズはつかないけれど、追加の注文は可能だ。
クリスマスをより楽しく演出するこの一皿、ご賞味くだれば嬉しく思います。
投稿者 PGT : 08:57



