2005年10月31日
ピエール・ガニェール氏、日本文化を学ぶ
1950年生まれのピエール・ガニェール氏は、今年55歳である。
写真で見る姿も素敵だが、
実物、それも料理をしている姿を見ると、これがまたすごい。
金色とも薄茶色とも言える、少し長めの前髪を振り乱して、
目の前の鍋と皿とに、完全に集中している姿は、
異性、同性、誰が見ても吸い込まれるように魅力的だ。
誰よりも職人肌で、常に厨房に張り付くガニェール氏は、白いコックコート姿が定番である。
先日の記者会見も、もちろんこの姿だったが、
6月に打ち合わせのために訪れたパリで、
日本から訪れたスタッフの泊まるホテルでの打ち合わせのとき、私服姿を見る貴重な機会があった。
さらりとシャツを羽織った姿は都会的で、コックコート同様魅力的。
そして、打ち合わせ中に時折見せる笑顔は、どこか人懐っこい。
しかし、嫌なときははっきりと、「ジャメ」と言う。
「ジャメ」というのはフランス語で、「絶対ありえない」という強い否定の言葉らしい。
たとえばこんなことがあった。
「ピエール・ガニェール・ア・東京」の内装の、ある部分の色を選んでいたときのこと。こちらが、
「こういう明るい色はどうか」
と、ピンクと白のストライプを提案したところ、ありえないという顔で、
「ジャメ!」
ガニェール氏はシックな色が好きなのだ。白と黒の組み合わせを推してきた。
「でも、白黒は日本ではあまり縁起のよくない組み合わせで・・・」
「おぅ。」
日本好きの氏も、こんなことは知らなかったよう。
図らずも、ひとつ日本の文化を勉強してもらったのだった。
投稿者 PGT : 09:55
2005年10月24日
プルルルルル・・はい、「ピエール・ガニェール・ア・東京」でございます。
今日は、「ピエール・ガニェール・ア・東京」にとって、記念すべき日。
事務所のカレンダーには、しっかり赤丸がついている。
11月29日のオープンに向けて、ついに、朝10時から、2006年1月末までの予約を取り始めたのだ。
実は、ひと月以上前から、既に予約問い合わせの電話は殺到していて、
そこから想像するに、きっと今日一日、
プルルルルル・・
はい、「ピエール・ガニェール・ア・東京」でございます。
のやりとりは絶えなさそうだ。

ガニェール氏が9月末の来日時にグラフィックデザイナーとの打合せで、自ら「これ!」と選んだ予約帳。
今はまだ傷ひとつないし、まっさらだけれど、
いろいろな方々に電話をもらい、名前を書き込んでいくことで、
徐々に味のあるものになっていくのだろう。
ところで、この「ピエール・ガニェール・ア・東京」という店名、
これは他でもない、ガニェール氏自身がつけたのである。
時は、4ヶ月前、気候のいい6月のパリ。
東京のスタッフが何度目かの打ち合わせで出向いたとき、
ガニェール氏に店名をどうするかと持ちかけたところ、すぐさまこれが返ってきたのだ。
パリの店が、シンプルに「ピエール・ガニェール」であるのに対し、
こちらは「東京のピエール・ガニェール」という意味。
ホームページにもある店名のロゴマークを、是非改めて見てください。
「ア・東京」の部分の文字は、ガニェール氏の直筆!
パリで、白い紙に楽しそうにペンを走らせ、何十個も書いてくれたうちのひとつなのである。
ガニェール氏は、この東京の店を、
「自分の“恋人”のようなもの」
と、9月に来日し、東京全日空ホテルで行われた(ツメ)レストランに関する記者会見を行った際に語った。
その記者会見では、“恋人”に対する熱い思いを語るとともに、なんと数品の料理も披露。
甘い料理やしょっぱいデザートなど、意外性のある一口サイズのお皿で
グラマラスな“恋人”の一部を、ちらりちらりと垣間見せてくれたのでした。
投稿者 PGT : 09:09




